株式会社届くショート動画の歩み

2024年10月に社名を「株式会社届くショート動画」に変更する前は株式会社LEGATI(レガーティ)という名前でした。
LEGATIは2009年に産声を上げています。
2009年といえばアメリカではオバマ大統領が就任し、日本ではAKB総選挙第1回で前田敦子さんがセンターに選ばれた年です。
生きるということに向き合った
法人化する5年前、米系証券会社に勤務していた私は母のガンが発覚したのをきっかけに退職し、実家に戻り介護をしていました。
証券会社では「お金を稼ぐ=正義」というとても分かりやすいルールの中で生きていましたが、日に日に弱っていく母を目の当たりにしたとき、人生で本当に大事なことは一体何なのか?当時27歳だった私は生きるということについて真剣に向き合ったのです。

アーティストの日本代理店として活動
そこから、「いつ自分の命が終わるか分からない、だからやりたいことは全部やってみる!」という考えに至りました。
ちょうど、知り合いのイタリア人現代アーティストが日本でのサポートを探していたのをきっかけに、彼女の日本代理店として起業することにしました。全く知らないアート界で会社員だったところから、広報、営業、販売管理、経理などすべてを1人でしなければならない試行錯誤する日々…
見よう見まねでやってきましたが、伊勢丹新宿店での企画展開催、ファッションブランドとのコラボ、メディア出演などを叶え、すべての経験が財産になっています。
株式会社LEGATIを休眠
4年ほど活動していたのですが、結婚を機に農業をやりたかった夫の夢を叶えるために千葉県北東部にある農村地帯への移住。
その後出産し、ちょうど同じタイミングでビジネスパートナーもイタリア国内での移住、作風の変更などが重なり2015年 株式会社LEGATIを休眠することにしました。
最低賃金のパート時代
そこから7年間は子どもが小さかったこと、田舎で仕事の選択肢が少なかったこともあり、最低賃金パートの仕事をいくつかしていました。
夢を叶えて充実している夫と比べ、今までのキャリアが全く活かせない、どこにいっても新卒のときよりも安い賃金、友達もいない。
そんな状況に、自分で決断したにもかかわらず夫を恨みはじめ、日々不満ばかりいうようになっていました。
地方創生を担う一般社団法人の広報職
転機が訪れたのは2022年。地方創生を担う一般社団法人の広報職をしていたとき、SNSが仕事になることを知ったのです。
「働く場所、働く時間から自由になれる」「ショート動画はすごいニーズがある」その言葉に藁にもすがる気持ちで学び始めました。
株式会社届くショート動画へ
そこからありがたいことに様々な案件をいただき、順調に事業を拡大してきました。
2024年1月には休眠させていた会社を復活させ、同年10月、サービスがすぐ分かるように社名を株式会社届くショート動画へ変更しました。
私たちが大切にしていること
「よいものを待っている人に届ける
豊かさと幸せの循環の真ん中に立つ」
がミッションです。
この想いは株式会社LEGATIのころから変わっていません。
LEGATIというのはイタリア語で「つながったもの・つながった人」という意味です。才能がある人、素晴らしいサービスを世の中に届けたいという想いが常に私の中にあります。
いまは拡散性の高いショート動画を手段にしています。
面白い動画でただバズらせるのではなく、深くお客さまの事業や課題に目を向けることで本当に届けたい人に届ける運用を行っています。
目立つことが優先されがちなSNSですが、守るべきものが多い会社様だからこそ必要な「強者の運用」を、お客さまに寄り添い伴走していきたいと考えています。
今後、多くの人を雇用し、事業拡大へというビジネスプランはありません。届くショート動画は同じ志を持つ仲間と、新たなご相談、新たな出会いをお待ちしております。